元横綱大鵬の孫、東幕下10枚目納谷(19=大嶽)が、1番相撲で西幕下10枚目豊響(34=境川)に敗れ、黒星発進となった。

相手の強烈なのど輪、ハズ押しをしのいで前に出たが、土俵際で突き落としを食らった。「最後の踏ん張りがきかなかった。悪いところが出てしまったと思う」と反省。それでも幕内経験者の圧力に負けない内容で「気持ちとしてはいい感じ。イメージしていたよりは押し込めた」と、敗戦の中でも収穫を見いだした。

場所前は二所ノ関一門の連合稽古のほか、尾車部屋へも出稽古に行った。そこで前頭玉鷲に「攻めが遅い」と指摘されるなど助言をもらった。

夏場所では新大関だった貴景勝(23=千賀ノ浦)の付け人を務めたが、今場所は「声がかからなかった」と務めない予定。2場所ぶりの勝ち越しへ「上半身だけで取らないようにしっかり腰をおろして取りたい」と意気込んだ。