日本相撲協会は8日、4日の稽古中に宮城野部屋の前頭石浦と幕下宝香鵬が拳で殴打し合うなどした件について、コンプライアンス委員会から処分意見の答申を受けた上で、9日に東京・両国国技館で臨時理事会を開催すると発表した。

コンプライアンス委員会では8日までに石浦、宝香鵬、師匠の宮城野親方(元前頭竹葉山)らへの調査を終えており、9日の午前中に委員会を開いて処分意見を決める。協会はその答申を受けて、同日午後の臨時理事会で、両者への処分を正式決定する。

10日には初場所(12日初日、両国国技館)の取組編成会議が行われる。両国国技館で取材に応じた芝田山広報部長(元横綱大乃国)は「このまま場所をまたがせていいのかというのはあった。(初場所で)相撲を取らせていいのか、ダメなのか、そういう問題もある。処分の内容による。どうなるか分からないが(9日の臨時理事会が)終わった段階で通達する」と話した。