日本相撲協会は2日、春場所(8日初日)を行う大阪市のエディオンアリーナ大阪で師匠会を開き、無観客での開催を報告したが、困惑の声が相次いだ。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、無観客開催を決定したのが1日。その際の課題として残った力士らの移動手段など、各師匠から質問が出たが進展はなかった。芝田山広報部長(元横綱大乃国)は「いろいろと報告はしたけど、詰まりきらない部分もあり、3月6日の理事会でまた確認する」と話すにとどめた。

移動に関して、協会は公共交通機関の利用を控えるよう通達している。車で約1時間かかるという部屋の親方は「1部屋に1台、車を用意されたとしても、出番の時間も違うし…」と、自主的に車などを用意した方がよいのか頭を悩ませている。恒例の各部屋の千秋楽パーティー開催可否も保留。芝田山部長は「前相撲の力士が卒業式で(地元に)帰るなら(大阪に)帰って来ないでという話も出た」。外部との接触を極力抑える方法についても、思案中と説明した。

一方、自粛を求めた報道陣への取材活動への対応は軟化させた。白鵬と鶴竜の両横綱が「想像できない」と声をそろえる無観客場所は、課題山積のまま準備期間は残り5日間となった。