人気力士の東前頭4枚目炎鵬(25=宮城野)が小結北勝富士に敗れ、5場所ぶりの負け越しが決まった。

潜り込んでもろ差しになったが「深く差しすぎた。つかまってしまった」と、相手に両腕を抱え込まれる形で極め倒された。

負け越しは新入幕だった昨年夏場所以来となった。新型コロナウイルス感染拡大防止のため、無観客で開催されている今場所。声援による後押しがない環境で、苦闘が続く169センチの小兵は「これが今の自分の実力。まだ終わったわけじゃない。残り3日間で自分の相撲を取りたい」と必死に前を向いた。