日本相撲協会は8月31日、開催を目指す大相撲秋場所(9月13日初日、東京・両国国技館)の新番付を発表した。新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受け、開催の可否や開催形態は理事会で決定する見込み。

新番付にしこ名が載った力士総数は44部屋に、7月場所から12人減の683人。部屋別、出身地別のナンバーワンはどこか…。データを紹介します。

【部屋別力士数】

相撲通の方なら1位と2位はあの部屋…と推測できるでしょう。ここ数年、常にトップを競うあの部屋です。

1位は佐渡ケ嶽部屋の37人。十両へ2人が陥落したものの、幕内力士3人も追手風、伊勢ケ浜、宮城野に並びトップだ。2位は7月場所から3人減ったものの、32人で木瀬部屋が続く。関取予備軍ともいわれる幕下の13人は群を抜く。関取数6人は追手風部屋の7人に続き、九重部屋と並ぶ2位につける。

3位以下は<3>玉ノ井部屋28人<4>九重部屋27人<5>境川部屋24人<6>高田川部屋、高砂部屋、八角部屋の各23人<9>追手風部屋22人と続き、ここまでが20人以上の部屋になる。

【出身地別力士数】

やはり日本全国の人口比率に準じているのか。1位は東京都の55人。以下<2>大阪府(37人)<3>愛知県(35人)<4>兵庫県、福岡県(各34人)で、本場所開催4都府県が予想通りにベスト5入り。以下<6>神奈川県(29人)<7>千葉県、鹿児島県(各28人)<9>埼玉県(25人)<10>熊本県(24人)と続く。幾多の横綱を輩出した“相撲どころ”の北海道は11位の21人、やはり多くの名力士を輩出した相撲どころの青森県は10人(21位タイ)となっている。なお日本の最少は2人で福井県、滋賀県、鳥取県の3県になっている。

国別ではモンゴルの20人がダントツで、ジョージアが2人、残るブラジル、ロシア、ブルガリア、ハンガリー、フィリピン、ウクライナが各1人となっている。