大相撲の関脇正代(28=時津風)が3日、大関昇進に向けてマイペースを強調した。3日、電話取材に応じ、大関とりの期待が高まっていることについて「ちらほら声をかけられますけど、まだそこまで意識というほどじゃない。変に自分の相撲を崩すことにならないように、自分の相撲を取りきってそういう結果もついてきたら」と意気込んだ。

秋場所(13日初日、東京・両国国技館)に向けてこの日は弟弟子の東前頭4枚目豊山(26)との三番稽古に臨んだ。10番取って8勝2敗。「まだちょっと体が硬い」と振り返ったが「特にけがもなく稽古ができている。(場所の)間隔が短いのはちょっと大変だけど、そこまで気にすることもない」と話した。

大関とりだけでなく、自身の“嫁とり”にも言及した。先月30日に大関貴景勝が婚約を発表。若い力士に結婚ラッシュが続いているが「行き遅れじゃないですけど(笑い)。変に周りに合わせてすることでもない。自分には自分のタイミングがある」と笑みを交えて語った。