大相撲の横綱鶴竜(35=陸奥)が4日、子どもに配慮してスポーツ観戦を“自粛”していることを明かした。

都内の部屋での稽古後、電話取材に応じ、外出自粛により自宅での生活が続いていることについて「夜寝かしたりとか、そういうことやってます。とにかくお母さんが忙しいときは、なるべくやる」と説明。5月に3人目の子どもが誕生し、育児に費やす時間が増えたという。一方で国内外のスポーツが再開。角界きってのスポーツ観戦好きとして知られるが「(家で)全く見ていない状態。テレビをつけると、子どもが子どものやつ(番組)をずっと見たいとなってしまうので」と、趣味から遠ざかっていることも明かした。

休場明けとなる秋場所(13日初日、東京・両国国技館)まで10日を切ったが、まだ相撲を取る稽古は再開していない。「体をちょっとまだ戻さないとなという感じ。体を元気に元に戻して、いつも言っているけど出るからにはいい成績を残したいというのはある」。昨年名古屋場所以来7度目の優勝に向けて、焦らず調整を重ねる。