西前頭筆頭大栄翔(27=追手風)が17年秋場所以来、幕内では自己最長タイの初日から4連勝を飾った。

小結御嶽海に何もさせなかった。回転の速い突っ張りで相手を突き起こし、一気に突き出した。取組後のリモート取材では「迷いなく攻められたので良かった。自分は自分の相撲を取りきるだけ。それができたと思う」と納得の表情を浮かべた。

初日から朝乃山、貴景勝、正代の3大関を倒して、この日は2度の優勝経験を持つ実力者を圧倒した。今場所の主役候補は「先のことはあまり考えないので、1日一番。目の前の勝負に力を出していくことが大事」と地に足をつけた。