大関朝乃山(27=高砂)が、東前頭2枚目明生に押し出しで負けて、初黒星を喫した。立ち合いすぐにもろ差しを許し、右のすくい投げで体勢を崩した。土俵際で何とか耐えたが、立て直すことができずに押し出された。「踏み込んでいったけど、押した時に両脇が空いた。体も伸びきったので投げをくらった」と冷静に敗因を分析した。

初日は結びの一番に臨み、4大関安泰を演出した。この日は4大関陣の先陣を切って土俵に上がったが、3大関につなぐことはできず。場所前には強く優勝を意識していただけに、手痛い黒星となったが「明日から切り替える。今日みたいな前に出る相撲を土俵際でしっかりと決めたい」と引き締めた。