西十両2枚目の宇良(28)が東十両6枚目の松鳳山(37)に敗れ、9日目での勝ち越しはならなかった。

仕切り線から離れて、互いがやや見ながらの立ち合い。宇良は相手の懐に入れず、最後は相手の左腕を取って一本背負いにいこうとしたが寄り倒された。

幕内と十両で対戦した過去3戦はすべて勝った相手に、初めて敗れたが「強いですね」と言葉少なに松鳳山をたたえた。勝てば、十両以上では、自己最速の勝ち越しがかかっていたが「関係ないです。あと1番勝ちたいですね」と10日目以降を見据えていた。

宇良は7勝2敗。十両の優勝争いは、2敗で千代ノ皇、宇良、東白龍、武将山の4人が並ぶ展開となった。