日本相撲協会は21日、大相撲名古屋場所(7月4日初日、ドルフィンズアリーナ)の新番付を発表した。名古屋場所は2年ぶりの開催で、地方場所は昨年3月の春場所(大阪)以来の本場所となる。

日本相撲協会が定めた新型コロナウイルス感染対策ガイドラインに違反し、出場停止処分を受けた力士の番付はどうなったか-。

大関朝乃山(27=高砂)は6場所休場処分の起点が今場所からだが、5月の夏場所は12日目から休場し、7勝5敗3休。負け越し扱いとなり、夏場所の東から西の序列2番目となり、今場所はかど番。今場所までは大関の地位に座るが、来場所は大関から陥落する。

夏場所から3場所休場処分の竜電(30=高田川)は、その夏場所の東前頭14枚目から今場所は、東十両9枚目と番付を12枚下げた。処分最後となる9月の秋場所は幕下陥落が確実となる。

一方、捲土(けんど)重来を果たしたのが阿炎(27=錣山)だ。ちょうど1年前の名古屋場所で違反が発覚し、9月の秋場所から今年1月の初場所まで3場所休場。復帰した3月の春場所は西幕下56枚目まで番付を落としたが、2場所連続7戦全勝優勝を果たし、今場所は東十両14枚目で関取復帰。1年ぶりの大銀杏(おおいちょう)で土俵に上がる。