日本相撲協会の2年に1度の役員改選に伴い28日、東京・両国国技館で評議員会を開催され、親方10人の新理事が承認された。その後の新理事会で新理事長が互選され、現職の八角理事長(元横綱北勝海)が再選。15年11月に急逝した北の湖前理事長(元横綱)の後を受け継ぎ、実質4期目に入る。同理事長は協会を通して「引き続き、大相撲の伝統文化の継承、土俵の充実を使命として、一所懸命に取り組んでまいります。また、新型コロナウイルス感染症への対応、収益構造の改革、お客様へのサービス拡充など、様々な課題解決に取り組みます。そのためにも、役員をはじめとした全協会員が結束をかため、また、外部の方々からの指導を真摯に受け止め、公明正大な協会運営を行う所存です」とコメントした。

承認された理事は以下の通り(順不同)。

陸奥親方(元大関霧島)、佐渡ケ嶽親方(元関脇琴ノ若)、境川親方(元小結両国)、花籠親方(元関脇太寿山)、伊勢ケ浜親方(元横綱旭富士)、八角親方(元横綱北勝海)、春日野親方(元関脇栃乃和歌)、出羽海親方(元前頭小城ノ花)、伊勢ノ海親方(元前頭北勝鬨)、芝田山親方(元横綱大乃国)※佐渡ケ嶽、伊勢ノ海の両親方は新任