来場所での関脇転落が決まったかど番の大関御嶽海(29=出羽海)が、連敗を6で止めた。同体取り直しの末に東前頭4枚目の錦木(32=伊勢ノ海)を突き落としで下し、4勝目を挙げた。

土俵際で互いに倒れて取り直しとなった後も、御嶽海は落ち着いていた。錦木の強烈なのど輪にも食い下がり、右をのぞかせながら、左のおっつけ。たまらず重心が崩れた相手の背中を引いて両手をつかせ、白星を手にした。前日に8敗目を喫し関脇に落ちることが決まったが、連敗を止めた御嶽海に会場から大きな拍手が湧き起こった。

花道を下がる際には左肩の周りを気にして顔をゆがめる様子を見せ、今後の影響も心配される。取組後の取材は応じなかった。

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