日本相撲協会は26日、東京・両国国技館で臨時理事会を開き、弟子の暴力事案があったとして、師匠の伊勢ケ浜親方(元横綱旭富士)が提出した理事の辞任届を受理したと発表した。

今年11月に暴力被害を受けた親族や被害者Bから同協会に相談が寄せられたことから発覚。同コンプライアンス委員会が調査し、Bの腹部をげんこつで殴られたり、足で踏みつけられたりしたことが分かった。さらに、ちゃんこの湯をかけるなどでやけども負ったことなどが確認された。

この日の理事会で、加害を加えた幕下以下の2人(A、C)の力士に対しての処分が協議された。加害者Aについては提出された引退届を受理し、もう一人の加害者Cについては来年1月の初場所と3月の春場所の2場所出場停止処分とした。