大相撲の幕内行司、木村要之助(ようのすけ、48=八角)が、今月26日に千秋楽を迎えた春場所から、新たに番付の書き手を務めていたことが30日、関係者の話で分かった。

番付の書き手は戦後8人目。07年九州場所から15年余り、木村容堂(61=九重)が務めてきたが、16年ぶりの交代となっていた。容堂が最後に書き手を務めた初場所は、125年ぶりの1横綱1大関、61年ぶりの4関脇4小結という、極めて珍しい番付だった。

要之助が初めて書き手を務めた春場所も、引き続き1横綱1大関だった。初場所では大関貴景勝が優勝したが、春場所では7日目から休場。初日から休場していた横綱照ノ富士とともに、横綱、大関不在という昭和以降初の事態となっていた。