大相撲の大関経験者で、夏場所(14日初日、東京・両国国技館)では9場所ぶりに幕内に復帰する朝乃山(29=高砂)が2日、都内の部屋で熱のこもった稽古を行った。

幕下以下の力士を相手に21番取って16勝5敗。直後のぶつかり稽古では、兄弟子で関取経験者の朝弁慶に胸を借り、たっぷり5分近く“かわいがり”を受けた。それでも幕下石崎に、7勝4敗と苦戦したとあって「(内容が)ひどかった。でも、まだ時間はある。稽古するしかない」と、反省しきりだった。

この日は大忙しで、稽古が終わると急ぎ足で両国国技館に向かった。稽古終了が午前11時45分。そこから“かわいがり”で、泥だらけになった体を風呂場で洗い流し、食事を取る間もなく、午後12時30分までが原則的な集合時間の力士会へと向かった。

前日1日が新番付発表。通常、番付発表翌日は、力士会が行われることもあって、ほとんどの関取衆は、軽めの稽古に終始する中、たっぷりと汗を流した。朝乃山にとっても異例のことだったが「ここからが勝負。あとはやるだけです」と、気合に満ちた表情で語っていた。