関脇琴ノ若(26=佐渡ケ嶽)が、東前頭4枚目の翔猿を破り、大関昇進を決定的にすると同時に、初優勝を懸けて横綱照ノ富士との優勝決定戦に臨むことになった。取組前まで対戦成績が6勝6敗だった難敵翔猿を破り、13勝2敗で本割を終えた。ともに関脇の先々場所は9勝、先場所は11勝。三役で3場所33勝という大関昇進目安に到達した。優勝決定戦で照ノ富士に敗れても、昇進目安に到達したこと、前日14日目に綱とりの大関霧島を破っていたことが加味され、大関昇進は決定的といえる情勢だ。

優勝決定戦を行う照ノ富士には過去全敗。13日目に顔を合わせた際も、完敗していた。その取組後は、悔しさを押し殺しながら「切り替えるしかない」などと話していた。それでも、言葉通りに切り替えて14日目は霧島との2敗対決を制した。再び顔を合わせて雪辱し、初優勝と大関昇進をたぐり寄せるつもりだ。

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