大相撲の伊勢ケ浜一門が春場所初日の10日、元幕内北青鵬の暴力問題に揺れる宮城野部屋の今後の処遇案について日本相撲協会に提出した。関係者によると、4~5つの案を持参したといい、中には春場所後に部屋を閉鎖し、全力士を他の部屋に移すといった案も含まれているという。同一門の浅香山親方(元大関魁皇)は「一門で話し合った結果、いま思いつくだけのことを伝えた」と説明した。

一連の問題について監督責任を問われた師匠の宮城野親方(元横綱白鵬)は師匠を外され、現在は玉垣親方(元小結智乃花)が師匠代行を務めている。玉垣親方は「どういう風になるかは聞いてないが、宮城野部屋の力士たちにとって、より良い形になれば」と期待した。一門が持ち寄った案を踏まえ、今後は八角理事長(元横綱北勝海)ら協会幹部の中で検討していく。