大相撲の元横綱で、現在はモンゴルで学校を経営する元日馬富士のダワーニャム・ビャンバドルジ氏(41)が8日、現役時代に所属した伊勢ケ浜部屋の師匠、伊勢ケ浜親方(元横綱旭富士)が都内のホテルで開いた「感謝の宴」に出席した。しっかりとネクタイを締めたスーツ姿で会場に現れると、偶然、同じタイミングで会場入りした元横綱白鵬の宮城野親方と顔を合わせ、笑顔でハグを交わした。帰途につく際に取材に応じ「どの師匠につくかによって、弟子の運命が大きく変わる。私の場合は、本当に素晴らしい親方、おかみさんと出会えたおかげで、第70代横綱になることができた。素晴らしい後援会の方々にも出会えた。本当に感謝の気持ちでいっぱい」と、心を込めて話した。

同時期に横綱を務めた宮城野親方の退職については、しばらく考えた末に「分からないですね。本人に聞いてください。私も分からないので」と、話すにとどめた。この日、会話を交わしたか問われても「特には」と、小声で話すだけだった。

自身が経営する、日本式の教育カリキュラムを取り入れた学校は、モンゴルでは入学希望者が後を絶たない人気となっている。その点については「はい、頑張っております」と話し、照れ笑いを浮かべた。

取材の途中からは、帰途に就くため歩きながら取材に応じていたが、最後に自ら「いいパーティーでしたね」と切り出した。続けて、師匠の定年に触れ「これで1つの時代が、思い出になってしまうんだなと。思い出というのは大切。楽しい思い出、いい思い出を残す人生を送るために。すごく勉強になります」と話し、現在も師匠から学ぶことは多いと感じている様子だった。