大相撲の秋場所(14日初日、東京・両国国技館)を控え、関脇若隆景(30=荒汐)が2日、大関とりへの決意を示した。
両国国技館で健康診断を受けた後、報道陣に取材対応。12勝、10勝と2場所連続で2ケタ勝利を挙げ、秋場所で大関とりがかかる。大関昇進の目安は「三役で直近3場所33勝」となり、残り11勝。「期待しているという声は耳に入っているので、期待に応えられるようにしっかり稽古していきたい」と誓った。
新三役には安青錦(21=安治川)が昇進。安青錦はあこがれの存在として若隆景の名を挙げ、先場所前も若隆景が安治川部屋に出稽古に赴くなど交流はある。それでも「同じ番付で戦う力士なので、負けないように自分のことをやっていきたいと思います」と己にベクトルを向けた。
新関脇で迎えた22年春場所で初優勝を飾った。だがその後の場所で大関には届かず、23年春場所で右膝全十字靱帯(じんたい)断裂の重傷を負い、一時幕下まで番付を下げた。
そこから再度、大関を狙える位置まで持ってきた。「あんまりこう振り返って、比べることが少ないですけど、膝に負担がかからないように前にという意識は以前より強いと思います。常に強くなりたいと思って稽古しているので」と前だけを見据えてきた。
大関という地位については「相撲協会の看板、そういうイメージはあります」と語った。機運も高まり、勝負の秋場所を2週間後に控える。「しっかりやるべきことをやって、場所を迎えたいと思います」。報道陣に囲まれ、着席しての質疑応答の状況に「こんな感じでやると思ってなかった。立ち話ぐらいかと。浴衣で大丈夫でした?」と優しく言った。【広重竜太郎】

