大相撲夏巡業が26日、神奈川・川崎市で行われ、熊本県宇土市出身の東前頭6枚目正代(34=時津風)が、発生からまもなく1カ月となる7月28日の熊本地震について語った。

発生時は東京におり、速報で知ったという。震度6強を観測した熊本県宇土市の家族とは連絡を取ったが、まだ帰省はしていない。「心配な気持ちはもちろんあります。家族にけががなかったので、安心はしています」。

被害については電気が1、2時間停電し、水道も断水したと聞いているという。ただ「自分の目で見なければ、なんとも言えないですよね」と慎重だった。

帰る時期も、簡単には決められない。「今帰ったら逆に気を使わせてしまうんじゃないかとか考えます。こちらが声をかけても大丈夫と言ってくれると思うんですけど、大丈夫では絶対にないので」。被災地の状況を思いやりながら、「皆さんの心に余裕ができた時に帰った方がいいのか…。周りの方と相談したいですね」と話した。

まずは土俵に集中する。この日は土俵下で基礎運動を中心に調整。「秋場所でしっかり成績を残すことを考えています」。その上で「何か協力できることがあれば協力したいと思います」と、故郷への思いも口にした。【山田遼太郎】