大相撲九州場所(8日初日、福岡国際センター)に向けて、大関安青錦(22=安治川)が1日、福岡市の時津風部屋宿舎で約半年ぶりとなる出稽古を行った。同じく出稽古に訪れた関脇藤ノ川と三番稽古で8番取り、7勝。久々に関取と相撲を取る稽古に臨み、左足首の回復ぶりを示した。
動きの速い藤ノ川を相手に、鋭い攻めを見せた。「内容は悪くもなかったし、しっかり前にも攻められたし」と手応えを口にした。
「藤ノ川関は動きの速い力士ですから、藤ノ川関について行ければ場所は問題ないかなと思います。力を抜いてこないので、良い稽古ができたと思います」と充実した表情を見せた。
最後に出稽古を行ったのは夏場所前の5月。荒汐部屋で左足首を負傷し、カド番だった夏場所を全休して関脇に陥落した。
名古屋場所では優勝して大関復帰を果たしたが、左足の状態は万全ではなかった。秋場所前も関取衆との稽古を控えながら、千秋楽には横綱大の里との相星決戦に臨み、11勝4敗。九州入り後は部屋で幕下以下の力士と相撲を取る稽古を再開し、今回は師匠の安治川親方(元関脇安美錦)と相談して出稽古に踏み切った。
左足については「痛みもなかったし、問題なかったです。足は気にせずに、まわし取ることと、しっかり当たることを意識しました」と不安を打ち消した。動きの速い相手との稽古は「体が勝手に合わせてくれるので。相撲の感覚を取り戻すには一番かなと思います」と説明した。
「けがの調子も良くなったし、出来なかったことも出来るようになったので」と回復を実感。場所前にもう一度出稽古する可能性もあり、「あと1回くらいは出来たらいいかなと思います。師匠と今日の稽古の話しをして決めたい」と話した。左足の回復に手応えをつかんだ大関が、九州場所でさらなる強さを見せつける。

