Wリーグ12連覇を目指すENEOSサンフラワーズの主軸の1人、宮澤夕貴にエンジンがかかってきた。

昨季はシーズン中止を前に膝を故障し、2月の日本代表国際試合ではメンバーから外れた。故障は思いのほか重く、全治には4カ月を要した。「4カ月も休んだのは初めてだったので」と、オフの間のコンディショニングは例年と比べて難しかったようだ。

それでも「開幕の時には100%でした」としっかり体を作り上げ、万全の状態でシーズンに突入。開幕4試合目となる9月27日の東京羽田戦では開始3分の間に3ポイントを3本打って全て決める活躍を見せ、チームの圧勝の立役者となった。試合後の記者会見では、宮澤も自身のプレーにおおむね納得している様子がうかがえた。

「その前の3試合で自分のプレーができていなかったので、今日(27日)は積極的にシュートを打っていこうと思っていました。徐々に自分らしいプレーはできるようになってきていると思います」

182センチの長身ながら3ポイントを得意とし、来夏に予定されている東京五輪でもシューターとして大きな期待を背負う宮澤。改めて五輪を見据える今季、ハイレベルなパフォーマンスをシーズンを通して披露してくれそうだ。

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