城南信用金庫が東京・品川区の営業部本店ロビーと同エントランスで開催していた東日本大震災と、能登半島地震の報道写真パネル展「東日本大震災から13年/令和6年能登半島地震」を3月30日、自見英子国際博覧会担当相(兼地方創生、沖縄・北方担当相)が視察に訪れた。

同展は2011年3月11日に発生した東日本大震災の記憶を風化させないために21年から開催されており、これまで復興担当相らが毎年視察し、故安倍晋三元首相も在任中に視察に訪れている。4回目を迎える今年は3月1日から今月1日まで開催され、今回は1月1日夕方に発生した能登半島地震の報道写真パネルも展示された。

城南信用金庫の川本恭治理事長の案内で視察した自見氏は「城南信用金庫さんは、東日本大震災の発生当初から被災者の方々に寄り添った地域振興を含めて復興にご尽力いただいています。その一環として今回13年目にあたる報道パネル写真展を開いていただいていることを感謝しております」と述べた。その上で「(震災は)決して風化させてはいけない。写真とともに東日本大震災当時の感覚を思い出しました」とした。

医師でもある自見氏は16年に参院議員となる前から東日本大震災の被災地である宮城・気仙沼を中心にボランティア活動に従事した。「発生の数カ月後から炊き出しなど継続的に入りました。この花のブローチも気仙沼の方にいただいたものです」と復興支援のために気仙沼で手作りされているブローチを胸に振り返った。「日本は災害の多い国なので、こういった城南信用金庫さんの取り組みを通して引き続き、それぞれ1人1人の中で防災、減災や人の命について考えることが改めて大事だ、と痛感いたしました」と同展の意義を語った。

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