NGT48が13日、新潟市の朱鷺メッセで、単独コンサートを開催した。県内随一の大会場には7000人のファンが集結し、14日に卒業コンサートを迎えるキャプテン北原里英(26)、最新シングル「春はどこから来るのか?」のセンター本間日陽(18)ら、27人に大歓声を送った。

 結成2年半にして、県内で初めて迎えた単独ステージ。北原は感慨深げに客席を見つめ、「今まで2回、東京では単独コンサートをやっていたのですが、大好きな地元新潟で単独コンサートができました。朱鷺メッセ、広いですね」とつぶやいた。

 コンサートは、独特な描画センスから「画伯」と呼ばれる加藤美南(19)が描いた、モノクロの絵に色を付けるため、メンバーたちが色にまつわる曲を歌うストーリー仕立て。最後に「10年桜」「桜、みんなで食べた」など、ピンクに関わる曲を歌い、画面に満開の桜の絵が表示されると、本間も「皆さん、絵が完成しました。ここから、一緒に盛り上がりますよ!」とテンションをさらに上げ、場内から大歓声が上がった。

 加藤が「1色1色、付いていく色をメンバー(のイメージ)から探したんです。たとえば、(研究生の)角ゆりあちゃんなら水色。クールに見えるけど、熱いところもあるから、水色の部分をちょっと青くしたんです」と説明すると、客席からどよめきと大きな拍手が上がった。

 アンコールでは「Maxとき315号」「君のことが好きだから」で、メンバーを撮影できる時間が設けられた。うれしいサービスに、ファンは歓声もそこそこにカメラのシャッターを押していた。