HKT48が29日、春のアリーナツアー沖縄公演を宜野湾市の沖縄コンベンションセンターで行い、5月2日発売の11枚目シングル「早送りカレンダー」をファンに初披露した。

 矢吹奈子(16)田中美久(16)の高2コンビが初めてダブルセンターを務め、ポップな曲調の楽曲を元気に歌った。白と青を基調としたさわやかなマリンルック風衣装で、コンビになるメンバーとは形が同じで色違いという凝ったデザイン。

 田中は「ファンの皆さんの前で今日、初めて披露できてとっても楽しかったし、うれしかったです」と感想を語った。矢吹も「初めての(シングル曲の)センターですごく緊張したんですけど、ファンの方が大きな声で盛り上げてくださって、『頑張るぞー』ってなりました」とコメント。2人を小学生時代から知る指原莉乃(25)は「大きくなったね…。泣きそうになっちゃった」と思いもひとしおの様子だった。

 昨年のユニットじゃんけん大会に荒巻美咲と組んで優勝し、今作で初選抜の運上弘菜(19)は、「すごく緊張して、なつさん(松岡菜摘)と目を合わせて踊るところがあるんですけど、これから慣れていけたら…」と語った。すると指原から「(松岡が)怖い人みたいじゃん!」と突っ込まれ、松岡も「1回しか目を合わせてくれない…」としょんぼりしていた。

 この日は昼夜2公演を行い、合計6000人を動員した。2月に神戸で開幕したツアーは仙台、さいたま、沖縄と回り、5月27日に地元福岡で千秋楽を迎える。