AKB48チーム8の谷川聖(18=秋田)佐藤七海(19=岩手)佐藤朱(22=宮城)が18日、都内で旅チャンネル「がんばろう!日本2019」応援隊の記者会見に出席した。

東北の各被災地を観光の面から応援して、各地を紹介する同番組は11年8月にスタート。来月11日からは番組を厳選して集中放送される。

この日出席したのは、チーム8の東北出身の3人。宮城代表で、被災した佐藤朱は「中2でした。学校の門まで津波が来たり、避難生活を送ったりしていました」と当時を振り返った。

AKB48グループでは、震災発生後の11年5月から「誰かのためにプロジェクト」として、被災地訪問などを行ってきた。佐藤朱も、宮城・多賀城市での活動を目の当たりにした1人だった。「地元の体育館に来てくれたのを見に行きました。それまでコンサート見に行ったことなくて、キラキラしたステージを見て元気をもらったの覚えてます」。その後メンバーとして加入し、15年に同所で行われた訪問には、メンバーとして参加。「子どもたちの笑顔とか、うれしがってくれたの見たり、花束をいただいたり、逆に元気ももらいました」。

会見では、各県の観光おすすめスポットもそれぞれ紹介。谷川は「秋田の今の時期は乳頭温泉がおすすめ。お米のイメージがあると思いますが、魚介類もおいしいです」。佐藤七海は「世界遺産の平泉の金色堂がきれい。春には石割桜がきれいなので見に行ってほしい」。

佐藤朱は「南三陸町の市場や秋保温泉も有名で、ぜひ来て温まっていただいたら! 震災から8年たって、まだまだいつも通りの生活に戻られてない方もいらっしゃるけれど、私たちにできること続けていきたい」と話した。