“ゆなな”ことSKE48小畑優奈(17)が26日、愛知・SKE48劇場で、チームK2「最終ベルが鳴る」公演 小畑優奈劇場最終公演に出演した。

最後まで、小畑の目に涙はなかった。「12歳でオーディションを受けて合格して、こんなに熱いグループがあるんだなと。とにかくすてきなグループだなと思いました。正直アイドルは得意ではなく、どちらかというと苦手なことが多かったです。でも、それを乗り越えられたのはファンのみなさんのおかげです」と感謝した。

「意外にマンゴー」でセンターに選出された際には葛藤もあった。それでも続けられたのは責任感だった。「任された以上は自分らしくやろう」。そう小畑なりに務めた。「それが正しいのか分からなかったけど、みなさんから声をもらって、合っていることを感じてうれしかった」と振り返った。

「アイドルとして、言った目標は全てかなえられました。それはファンのみなさんがいたから。たくさんのメンバーの中から私を見つけて、ずっと応援してくれたファンのみなさんのおかげです。そして、スタッフ、メンバーにも感謝の気持ちでいっぱいです」と笑顔で話した。

「最後の最後まで好きなことをやらせていただいて本当に幸せです。たくさんゆななコール聞けて、たくさんの愛を感じました。これからもみんなのことが大好きだよ。ハラショー」と最後まで、アイドルらしい笑顔を貫いた。

小畑よりも先に卒業を発表していた松村香織(29)は、「停滞していたSKEに光をさしのべてくれてありがとう!」と感謝を述べた。

K2メンバーや同期の7期生、ドラフト2期生みんなが小畑のかわいさや愛を語り、ファンはもちろんメンバーからも愛されていたことが分かる卒業公演となった。

最後の活動は4月6日、埼玉・メットライフドームで開催される「Standbyyou」(劇場盤)個別握手会となる。

小畑は15年3月、SKE48の7期生としてお披露目され、同11月に正規メンバーに昇格。17年6月発売のシングル「意外にマンゴー」で初選抜でセンターを務めると、翌18年「無意識の色」で2作連続センターに選出された。

選抜総選挙でも第9回(17年)で72位、第10回(18年)で34位にジャンプアップするなど、次世代エースとして、将来が期待されたメンバーだった。