NGT48の本間日陽(21)と新潟を拠点に活動する男性アコースティックデュオ「ひなた」がパーソナリティーを務めるBSNラジオの新番組「ひなたまつり」が、4月3日(土)からスタート。

毎週土曜日午後6時~午後6時30分に放送される。このほど4月の全4回分の収録が行われた。NGT48の同局でのレギュラー番組は19年終了の「NGT48のガチ! ガチ?カウントダウン!」以来。本間は大役を担い、活動の幅を広げていく。

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少し抱えていた初収録の緊張は、いつの間にか消えていた。「想像していたより100倍楽しめました」。本間は自然な笑顔のまま、1カ月分のメニューをとり終えた。

「ひなたまつり」の名の通り、さまざまなジャンルのトークがにぎやかに繰り広げられた。パートナーのひなたは、根強い人気を誇るベテランデュオ。たかのり(41)とぴろん(40)は抜群のハーモニーだけでなく軽快なトークにも定評がある。そんな2人が的を射たアドリブを連発すると、そこにスムーズに乗った。

「桜にどんな思い出がありますか?」と話を振って、たかのりのデートの経験を引き出す。2人がゲストミュージシャン「殿町キングス」に扮(ふん)して即興で曲を披露すると、笑いをこらえながらもクールな司会役に徹してアクセントになった。

前回のBSNラジオのレギュラー「NGT48のガチ!ガチ? カウントダウン!」に出演する際は、NGTメンバーと高めのテンションで話を繰り広げた。「ひなたのおふたりが優しくて。まったりと企画に浸れるのは今までと違う温度感です」。温和な空気に、すぐになじんだ。

ラジオは身近な存在だった。子どものころ、地元の村上市から新潟市のバレエ教室に両親が運転する車で通った。道中、カーラジオから流れる音楽や会話が心地よかった。「(ひなたまつりは)今まで私が聞いていたラジオに近いんじゃないかなと思います」。自分が感じたようなやすらぎを、これから提供していく。

昨年からファッション誌「bis」のレギュラーモデルを務めている。ソロ写真集の発売も決定した。単独での活動範囲は着実に広がっている。「それも根元にNGT48があるから。メンバーがいるからソロでも頑張れる」。そして「これからラジオでロケにも出たい。番組が県内の魅力を再発見できる機会になればいいです」。土台にあるのはグループ愛と新潟愛。浮つくことなく、新しいフィールドに1歩を踏み出した。【斎藤慎一郎】

◆ひなたまつり 人気ユニット「ひなた」とNGT48本間日陽の、名前が一致する2組が週替わりの企画と音楽を交えて番組を構成。4月は自己紹介代わりにお互いに30の質問をするコーナーや、ひなたが即興の曲を披露する「ひなた的ミュージックフェア」、焼き肉店のロケなどを企画。今後は県内の名産品の紹介、48グループの曲を歌うコーナーなども予定されている。「NGT48のメンバーをゲストに呼びたいです」(本間)。