NGT48の安藤千伽奈(22)が2月いっぱいでグループを卒業する。卒業公演が26日にNGT48劇場で行われる。

18年にドラフト3期生として加入し5年。シングルの選抜メンバーのほか、舞台、故郷の長野・御代田町のふるさと大使など幅広く活動した。卒業後は舞台を中心に声優の道も志す。アイドルとして過ごした5年間の思い出と今後の抱負を話した。

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-卒業公演がメンバーとして最後のステージ

安藤 ずっとやりたかったメッセージ性の強い曲を選びました。楽しみにしていただきたいです。まだ卒業の実感がなくて3月のおしゃべり会も普通にいそうな気が…(笑い)。ただ、先日オフラインのおしゃべり会でファンの皆さんと思い出話をした時につい、うるうるしちゃいました。

-5年を振り返って

安藤 本当にいろいろなことがありました。悲しいこと、悔しいこと、それ以上に楽しいこと。いい勉強になったと思います。これからは1人の役者として活動します。やっぱり「48グループ」の看板は大きいです。それが取れるからこそ、もっと努力しないと。

-印象に残るのは

安藤 加入した頃の研究生公演ですね。8回連続で行って。毎回、研究生同士で話し会ったり、歌詞を読んだり。全員で作り上げました。私はものの言い方がストレートで、難しい人だったかも(苦笑い)。それでもたくさん話してくれたメンバーのみんなには本当に感謝しています。

-1月に卒業発表。決断の理由は

安藤 ほかのメンバーの活動を見たり、たくさん話をして自分がここでやりたいことはできたんじゃないかな、と。発表してからは毎日が楽しいです。メンバーと今まで以上にコミュニケーションを取るようになりました。「この子はこう思っていたんだ」とか、気付くことも多いです。

-今後は

安藤 (3日から12日まで)舞台の「アサルトリリィ・御台場女学校-The Battle to Overcome-」に出演しました。もっと経験を積んで実力をつけたい。声優にも挑戦するつもりです。もちろん、歌って踊ることは好きなので続けていきます。

-新潟には

安藤 食べものもおいしいし、街がきれいで住みやすいです。高田城址公園の桜がすごくきれいでびっくりしました。新潟と、生まれ故郷の長野では引き続き活動したいんです。どちらも私のふるさとですから。イベント、テレビ、ラジオ…、絶対にやりたい(笑い)。

-最後にファンへメッセージを

安藤 アイドルになるという夢をかなえてくれたのがNGTでした。本当にファンの皆さんのおかげです。ここから飛び出すことに不安はあるけど卒業は1つのステップ。これからもNGTと、私を好きでいてください。【構成・斎藤慎一郎】

◆安藤千伽奈(あんどう・ちかな)2001年(平13)1月13日生まれ、長野県出身。18年1月、第3回AKB48グループドラフト会議でNGT48チームN3に4巡目指名で加入。20年9月に長野・御代田町のふるさと大使に就任。シングル表題曲の選抜メンバー入りは「シャーベットピンク」「Awesome」「ポンコツな君が好きだ」「渡り鳥たちに空は見えない」。22年10月から「mitt management」に所属。血液型AB。