NGT48の古澤愛(23)が27日にNGT48劇場(新潟市)で卒業公演を行う。18年6月に2期生として加入し、約5年半のアイドル活動にピリオドを打つ。グループ、そして新潟での思い出を語った。
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-27日に卒業公演です。実感は
古澤 湧いてきました。普通の公演は14日が最後でした。公演後、卒業公演に来られないファンの方が「今までありがとう」って声をかけてくださって。その時が一緒にステージに上がる最後だったメンバーもいたし。それで卒業するんだって実感しました。
-どんな公演にしたい
古澤 涙いっぱいの(笑い)。メンバーも、ファンの方たちにも泣いてもらいたいです。楽しさもあり、感動もありつつ。自分でも数曲選ぼうと思っています。NGTに入る前に聞いていた曲とかもセットリストに入れようかなと。
-日常の中で卒業を感じる場面は
古澤 メンバーが「卒業しないでよ」と言ってくれることが最近増えてきました。今までほとんど毎日のように一緒にいたので、卒業したらなかなか会えなくなるんだなって。あと、新潟駅は改装工事中ですよね。私が新潟に来たころからしていて、完成が見られないんです。結構、さびしいんですよ(笑い)。
-卒業を考え始めたのは
古澤 何度かあったんですけど、本当に考えたのは昨年の秋くらい。誕生日(10月1日)を迎えて23歳になったタイミングです。将来のことなどをリアルに思うようになりました。
-一番、印象に残る公演は
古澤 入ったばかりのころの研究生公演ですね。初日は選抜の16人に選ばれなかったんです。それが悔しくて自主練習をしたんです。その後に初めて選ばれました。「あなたとクリスマスイブ」を歌ったら、ファンの方から「歌も踊りも、うまいね」と言っていただいて、すごくうれしかったことを覚えています。
-NGT48、そして新潟の印象は
古澤 NGTは居心地が良くて楽しい。メンバーもスタッフさんもみんな優しくて。同期は本当に家族みたいな存在です。離れてしまうのが信じられない。茨城から新潟に来た時、「都会だな」って思ったんです。やすらぎ堤はメンバーとよく散歩しました。
-5年半の活動を振り返って
古澤 好きだった歌や踊りを披露することを仕事としてファンの方に見ていただいて、幸せな時間を過ごせました。私にとってNGTは“ホーム”。帰る場所、素でいられる場所。新潟は第2の故郷です。
-今後の予定は
古澤 まだ内緒です(笑い)。楽しみにしていてください。【聞き手・斎藤慎一郎】
◆古澤愛(ふるさわ・まな)2001年(平13)10月1日生まれ、茨城県出身。18年6月に2期生としてNGT48劇場でお披露目。20年の5枚目シングル「シャーベットピンク」で表題曲の初選抜入り。同年12月に正規メンバーに昇格。22年には地元茨城を舞台にした短編映画「酒蔵むすこと納豆むすめ」で石田たくみ(カミナリ)とともに主演で映画初出演。趣味はショッピングと映画観賞。血液型A。