乃木坂46の5期生オーディションで「日刊スポーツ賞」に輝いた一ノ瀬美空(19)が、自身初の単独インタビューに応じた。今年2月の加入から半年。常に笑顔のあざといキャラクターと、物おじしないハートの強さで存在感を発揮している。注目の新世代が、必殺技「み~キュンキュン」を芸能界にさく裂させる。

笑顔が抜群にあざとかわいい一ノ瀬美空(撮影・中島郁夫)
笑顔が抜群にあざとかわいい一ノ瀬美空(撮影・中島郁夫)

加入半年のルーキー。「日々同じことをする日がなくて、まだまだ全然慣れないです」と控えめだが、既にステージで堂々とパフォーマンスしている。「ライブは個人的にも好きです。お客さんの表情から楽しんでいただいているのが分かると安心するし、元気になってもらえるとうれしいです」とニッコリ笑った。

今年2月、5期生がお披露目された「お見立て会」で、人気楽曲「ガールズルール」のセンターを務めた。笑顔を絶やさずアピールし、一部ファンからは「一ノ瀬プロ」と呼ばれたほどだ。「私自身は記憶がないんです(笑い)。緊張しちゃうと、ヘラヘラ笑っちゃう癖があって、大事な場面とかでいつも笑っちゃうんです」と説明。「ファンの方からは『ずっと笑顔だね』って言っていただけるから、いい方に転んで良かったです」と照れ笑いした。

テレビ東京系「乃木坂工事中」(日曜深夜0時)でも、体力測定企画700メートル走の最終ラップでカメラに向かってぶりっ子ポーズを決め話題となった。「あれも全然記憶にないんです。後から見てびっくりして、自分にちょっと引きました(笑い)。苦しくて、キツすぎて笑っちゃったんだと思います」と打ち明けた。

幼少期は人見知りだったが、中学時代にお笑いにハマり性格が変わったという。「クマムシさんとか8.6秒バズーカーさんの曲をガラケーで聴いて覚えたりして。ネタとかもマネするようになって。学校では結構、人を笑わせている方でした」と回想した。

「本当にお笑い芸人さんになりたかった時期もありました。もともとアイドルも好きで、(秋元)真夏さんみたいな『ザ・あざといアイドル』に憧れるんですけど、ちょくちょくお調子者な部分が出ちゃうんです。だから今は迷走しているのかも…(笑い)」

日本テレビ「新・乃木坂スター誕生!」(月曜深夜1時29分)では、蛙亭イワクラ(32)との熱愛が発覚した司会のオズワルド伊藤俊介(33)に対して「ひどくないですか~?」とツッコみ、笑いを誘うシーンもあった。「思ったことを素直に言っただけなんですよ」と笑顔で振り返った。強心臓でバラエティーでも活躍していきそうだ。

笑顔が抜群にあざとかわいい一ノ瀬美空(撮影・中島郁夫)
笑顔が抜群にあざとかわいい一ノ瀬美空(撮影・中島郁夫)

首もとでハートマークを作る必殺技「み~キュンキュン」は、同期の五百城茉央(17)が考案した。「同期のみんなは自分の強みも分かっていて、年下が多いんですけど本当に尊敬してしまいます。奮い立たされます」と明かした。29日からは全国ツアーのファイナルとなる初の神宮球場ライブも控えている。

「先輩たちに比べたら全然まだまだなので、今は必死に食らいついていっています。私も自分のことをもっと知って、自分にしかできないことを見つけて伸ばしていきたいです」

あざとさ満点、どんな時でもアイドルスマイルのお笑い好き。乃木坂46に強力な武器が加わった。【取材・構成=横山慧】

◆一ノ瀬美空(いちのせ・みく)2003年(平15)5月24日、福岡県生まれ。昨年行われた5期生オーディションに合格し、今年2月に加入。愛称は「くぅちゃん」だが「みっく」「美空ちゃん」「一ノ瀬」などと呼ばれることも。156センチ。血液型B。