日向坂46上村ひなの(18)が、初めて先輩となり「最年少」から脱皮した1年を振り返った。17、18日には恒例のクリスマスライブ「ひなくり2022」、大みそかの「NHK紅白歌合戦」はじめ年末音楽特番にも出演を控え、2022年を締めくくる。【横山慧】

おっとりした雰囲気から見せる愛らしい笑顔が魅力的な日向坂46上村ひなの(撮影・垰建太)
おっとりした雰囲気から見せる愛らしい笑顔が魅力的な日向坂46上村ひなの(撮影・垰建太)

今年も勢いを持続した日向坂46は、3月に念願だった初の東京ドームライブを成功させた。「1つグループとして目標にしていた舞台でした。ただ、達成感というよりも、まだまだ次の夢や目標のステージを目指していきたいという思いになりました」と明かした。

「つい先日もメンバー間で話し合う機会をいただいて。次の目標とか、意識とかを共有できました。三期生も先輩になったので、もっと積極的に意見を言っていかなければいけないと思っています」

9月に後輩の四期生が加入した。「人懐っこい子が多くて、結構話しかけてきてくれるんです。四期生のおかげで距離が縮まっています」と感謝した。18年11月の加入以来グループ最年少だったが、四期生で年下のメンバーも初めて加入した。「自分を表す特徴的なフレーズが1つなくなってしまったのはちょっと不安でもあります」と言うが、前向きに受け止めている。

「最年少という言葉に頼らずに、これから自分の新しい肩書を見つけていきたいです。成長の機会をいただけたと思っています。今は影山(優佳)さんがサッカー、丹生(明里)さんがゲームとか、先輩がさまざまな分野で活躍されているので、私も何か見つけていきたいです」

今年を漢字1文字で表現すると「知」という。「本当にいろいろなお仕事の現場に行かせていただいて、初めて触れて知ったものが多かったです」と説明。「まだまだ知られただけの段階。いつかは実らせたいんですけど、今後の伸びしろとかも含めて『知』です。グループも個人の名前の知名度ももっと広げていきたいです」と謙虚に話した。

リハーサル真っ最中の「ひなくり」は4年連続の開催となる。今年は東京・有明アリーナでの有観客ライブで、18日には生配信も行われる。20年にはコロナ禍で無観客配信公演も経験。「やっぱり開催できること自体が当たり前ではないですし、感謝しながらライブがしたいです。個人的には今年、過去最大の楽しいものにできたらなって思っています」と意気込んだ。

紅白も4年連続の出場となる。「本当にうれしいです。4年連続なんて夢のようなことは、私たちの力だけでは起こり得なかったと思います。おひさま(ファンの総称)の皆さんや、たくさんの方々のおかげです」と感謝した。今年の紅白のテーマは「LOVE&PEACE~みんなでシェア!~」。「日向坂46がマッチしていけるようなテーマだと思うので、日本中にLOVE&PEACEとハッピー感をお届けしたいです」と誓った。

「来年は高校も卒業するので、活動の幅が広がると思います。初心を忘れずに、がむしゃらに頑張りたいです」

伸びしろ十分の18歳が進化を続けていく。

◆上村(かみむら)ひなの 2004年(平16)4月12日、東京都生まれ。18年8月「坂道合同オーディション」合格。同11月に三期生としてけやき坂46(現日向坂46)に加入。162・5センチ。血液型AB。

おっとりした雰囲気から見せる愛らしい笑顔が魅力的な日向坂46上村ひなの(撮影・垰建太)
おっとりした雰囲気から見せる愛らしい笑顔が魅力的な日向坂46上村ひなの(撮影・垰建太)
おっとりした雰囲気から見せる愛らしい笑顔が魅力的な日向坂46上村ひなの(撮影・垰建太)
おっとりした雰囲気から見せる愛らしい笑顔が魅力的な日向坂46上村ひなの(撮影・垰建太)