日向坂46金村美玖(20)が、加入5周年を迎えた節目の1年を振り返った。今日20日に初写真集「羅針盤」(光文社)が発売。今やグループのエースの1人に成長し、スポットライトを浴びる機会も増えてきた。大みそかの「第73回NHK紅白歌合戦」(午後7時20分)や、来年以降への意気込みも語った。【横山慧】

気持ちのいい青空の中、思いにふける日向坂46の金村美玖(撮影・狩俣裕三)
気持ちのいい青空の中、思いにふける日向坂46の金村美玖(撮影・狩俣裕三)

自身初の写真集。「念願かなって、という感じです。写真集を出すことがずっと目標の1つではあったので。『よし、やってやるぞ!』という前向きな気持ちでした」と振り返った。「ファンの方も写真集の話をたくさんしてくださるし、喜んでくださったのがうれしいです。20歳のタイミングで出せてよかった。大きなターニングポイントだと思います」と喜んだ。

昨秋から今年初夏まで、北海道や京都、和歌山、鹿児島・与論島などで撮影した。水着やランジェリーショットにも初挑戦した。

「水着の撮影は、照れというか、違和感というか。初めてだったので、むずがゆい感じで、ソワソワしちゃいました。でも途中から、開放的に身を任せて楽しんだほうが自分的にも、写真集的にもいいものになると思って。次第に慣れてきている表情の違いも見ていただけると思います」

すしが大好物で、「おすし」と呼ばれることも。10月の写真集発売発表時にはツイッターで「すし写真集」がトレンド入り。初版15万部からスタートした。「話題にしていただいてありがたいです。写真集にも、実際おすしを食べているシーンが出てきますし。『すし写真集』でも間違いじゃないです」と笑った。

「おすしかないポーズ」を決める日向坂46の金村美玖(撮影・狩俣裕三)
「おすしかないポーズ」を決める日向坂46の金村美玖(撮影・狩俣裕三)

17年8月加入の二期生で、今年5周年を迎えた。「14歳で入って、最初の頃はおちゃらけた中学生でした。今は先輩という立場になったり、代表して何かを話すようなことも任されるようになってきました。大人になったと思います。周りの環境に育てられました」と回想した。昨年10月発売のシングル「ってか」で初センターを任されるなどエースの1人に成長したが、自身は「いやいや、日向坂46は全員がエースです!」と謙虚に語った。

3月にはグループ初の東京ドーム公演を開催。「東京ドームで終わりにはしたくないという思いはすごくあります。メンバー同士でも話し合って、日向坂46をもっと大きいグループにしていこうって話しているので」と明かした。4年連続となる紅白出場も決まるなど、グループの勢いは止まらない。「本当に光栄です。さらに頑張ろうという気持ちと、ファンの皆さんへの感謝、どっちも乗せてパフォーマンスできたらいいなと思います」と誓った。

「アイドルとして、すごく大きい経験をさせていただいていると感じますし、一生残り続けるんだろうなって思っています。まだまだ、ドームもいっぱいありますから。東京に収まらず、各地のおひさま(ファンの総称)を増やしていけるように、個人の活動も、グループ全体の勢いもさらにつけていけたらと思います。みんなでスーパーアイドルになりたいです!」

東京ドームも5周年も通過点。自覚と気概はまさに“エース”のそれだろう。年末もその先も、やはりこの人を

「推すしかない」。

静かに視線を向ける日向坂46の金村美玖(撮影・狩俣裕三)
静かに視線を向ける日向坂46の金村美玖(撮影・狩俣裕三)

◆金村美玖(かねむら・みく)2002年(平14)9月10日、埼玉県生まれ。17年8月けやき坂46(ひらがなけやき=現日向坂46)に加入。愛称「おすし」「おみく」「ミクティー」など。ファッション誌「bis」レギュラーモデル。163センチ。血液型O。