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万波佳奈と囲碁しましょ

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【第1回】囲碁のルールはたったの4つ

1図
1図
2図
2図
3図
3図
4図
4図
5図
5図

 囲碁のルールはたったの4つしかありません!

 こう話すと、「ええ?」といった顔をされます。囲碁ってどうしても難しいイメージがありますよね。

 でも囲碁のルールは単純で、すぐに覚えられるものばかりです。

 こちらがその4つのルールです。

1)石は交点に交互に置く

2)囲った陣地(庭)の広いほうが勝ち

3)石は囲めば取れる

4)置いてはいけないところがある

 第1回の今回は、1、2のルールを見てみましょう!

(1のルールは1分もかからず覚えてしまいますよ)

【1、石は交点に交互に置く】

 石の置く位置です。交点であれば、BCのように辺や隅にも置くことができます。(1図)

 囲碁は黒が先番。黒、白と交互に置いていきましょう。ちなみに置くことを「打つ」といいます。

【2、囲った陣地(庭)の広いほうが勝ち】

(1)はあっという間に覚えてしまいましたね。

(2)は囲碁の勝ち負けを決める、一番大事なルールになります。

 2図3図をご覧いただきましょう。

 黒白の石が連なり、壁ができました。壁で囲った空き地が陣地となります。

 この場合ですと、△が黒地、□が白地です。決して置いた石を数えてはいけませんよ! 空いている交点を数えましょう。

 この場合は黒が11目(もく)、白が10目(もく)なので黒の1目(もく)勝ちとなります。

 4図も壁ができて黒地白地がはっきり決まった局面です。

 黒7目白9目で白の2目勝ちですね。

  壁はなにもまっすぐとは限りません。ふたつの辺に壁ができればいいので、5図もお互い陣地ができています。

 この場合は黒地がだいぶ広そうですね。黒14目白6目で黒の8目勝ちとなります。

 囲碁は陣地を囲うゲームですので、昔の武将が好んで囲碁をしていたのは、囲碁から戦略を学んでいたと言われています。信長、秀吉、家康も囲碁をしていたのですよ!

 次回はルール3をご説明します。

[2013年10月4日17時37分]









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