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下坂美織と囲碁しちゃおっ

囲 碁 教 室 美織の囲碁教室

【第9回】白熱の9路盤 さぁ実戦です

第9回1図
第9回1図
第9回2図
第9回2図
第9回3図
第9回3図
第9回4図
第9回4図
第9回5図
第9回5図

 いよいよ囲碁教室も残すところあと2回となりました。今回から2週にわたって、9路盤での実戦を見ていきたいと思います。今まで学んだ考え方や石の取り方が、実戦でどのように現れるのかという点にご注目くださいね。

 <1図>。囲碁は黒、白、交互に交点に打ちます。そして陣地になりやすいのは隅の方。黒1で右上隅方面、白2で左上隅方面、そして黒3、白4、と最初の4手で互いに隅を占めました。

 <2図>。本局の骨格が定まってきました。右側が黒の陣地、左側が白の陣地になりそうですね。

 <3図>。これからは、いかに自分の陣地を増やすか、または相手の陣地を減らすかということが焦点となります。さあ、白8と石が近づいてきました。石が接触した場合、石が取ったり取られたりする可能性が高まります。注意しましょう。

 <4図>。黒9と自陣を広げた時に、白10と侵入されました。このまま入られるのはたまりませんので、黒11とナナメを切断して反撃します。白12となった時に、黒13が大切な一着です。この後白Aと逃げるのは黒Bまで、白10の石を「シチョウ」で取ることができました。白10が取れているということは、黒石がすべてつながっているということ。石の連絡はとても大切です。

 <5図>。気を取り直して、白は別方面に向かいます。白14は自陣を広げて敵陣を減らす絶好点です。黒は15から一歩ずつ白地の削減を目指します。さて、ここで黒19とナナメを切ってきました。白はどのように対処しますか? 大事な場面なので、次回までの宿題としましょう。

 ※次回更新は2月25日(予定)です。お楽しみに。

[2014年2月18日10時4分]









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