演歌歌手角川博(61)が20日、東京・港区の広島お好み焼き店「ちんちくりん新橋本店」でデビュー40周年記念曲「蒼い糸」の発売記念イベントを行った。

 広島出身の角川は、日本一を目指すプロ野球の「広島」と、広島に本社がある「オタフクソース」の“広島コラボレーション”を結んだ。

 角川のイラストをあしらった野球ステッカーやタオル、お好み焼きヘラやなどの特別グッズを作成。新曲CD購入者への特典プレゼントを実施する。また、7月7日にマツダスタジアムで行う広島対DeNA戦では初めて君が代斉唱も行う。

 「広島の試合は子どものころから良く見に行ったし、オタフクソースもよく食べたから僕の血液の中にはオタフクソースが流れているんです。野球は広島、ソースはオタフク、演歌歌手は角川です」と笑顔でアピールした。

 「蒼い糸」は尊敬する五木ひろしが作曲を手掛けた。「デビューしてからずっと応援をしてもらっている。ありがたい」と感謝の言葉を口にした。今後の活動は「小さいことからコツコツやっていきます。五木さんからも『力まずにやれ』と言われている。それが僕らしいから」。

 東日本大震災をきっかけに禁煙に踏み切った。「1日でも長く、良い声でファンに歌いたいからね」。40周年を迎え、惑うことなく歌一筋に生きる決意をあらためて固めた。