落語家桂吉弥(55)が30日、大阪市のサンケイホールブリーゼで「桂吉弥独演会」を開催した。
米朝一門のホームグラウンドでの独演会。吉弥は石田悦子氏による「AIシテル」、小佐田定雄氏による「狐芝居」、古典落語の「帯久」の3席を熱演した。弟弟子の桂吉の丞、弟子の弥っこも登場した。
まくらでは「師匠の吉朝が亡くなって21年。枝雀師匠も米朝師匠もざこば師匠も、ええ人はみんなあっちへ行ってしまいましたが、南光師匠はまだでございます。頑張っていただきたい」とにやり。
先日笑福亭仁智が再選された上方落語協会の会長選についても触れ「会長にはなれませんでした」。まったく悔しそうな顔をせずに話しながら「行ってないんですけど、聞いた話では12票入ってたそうです。でも、2年前は2票。僕、弟子3人いるのに」と続けて爆笑を誘った。
終演後は報道陣の取材に応じ、「普段の独演会よりお客さんがフランクな感じ」と気持ちよさそうに汗を拭った。
今後については「石山さんとか新作を書いてくださる人もいるし、そういうのをやりながら、まだやったことのない米朝師匠やウチの師匠がやっていたネタがたくさんあるので」
米朝さんは生前、自身の落語をまとめた「米朝落語全集」について、弟子や孫弟子に「おまんら、一門やのに、ワシの書いた本を誰も読まん」とボヤいていたそうで、吉弥は「菊江の仏壇」や「算段の平兵衛」を挙げながら、「一門として、片っ端からやっていけたら」と意気込んだ。
公演は31日も行われる。



