ミュージカル女優の新妻聖子(35)と俳優山本耕史(39)が、アニメ映画「プリキュアオールスターズ みんなで歌う♪奇跡の魔法!」(土田豊監督、3月19日公開)で声優を務めることが17日分かった。新妻はプリキュアが戦う最大の敵ソルシエールを、山本は執事トラウーマを演じる。

 シリーズ20作目の映画となる今作は、歌が物語のカギで作詞・作曲家の森雪之丞氏プロデュースによる本格ミュージカル映画となる。そこで03、04年にミュージカル「レ・ミゼラブル」で共演し、歌唱力と演技に定評がある新妻と山本に白羽の矢が立った。

 新妻はミュージカル界屈指の歌唱力と評価が高く、07年に山本が主演したNHKドラマ「陽炎の辻 居眠り磐音 江戸双紙」の主題歌「愛をとめないで」も歌った。「全国の女の子を夢中にさせる『プリキュア』のお話をいただき、すごくうれしい。4歳のめいっ子も大ファンで『プリキュアに出るなんて聖子ちゃんすごい』と尊敬のまなざしでした。歌の力に支えられてやってきたので、この作品の音楽の魔法に貢献できるよう頑張ります」と喜んだ。

 山本は昨年8月に堀北真希(27)と電撃結婚し、家庭を持った。「アニメを見ることはもう卒業した年齢ではありますが『あの作品をやるの!?』という声を、いろいろな方からいただいた」と、女児に人気が高い「プリキュア」の反響に驚いている。「他の映画でオファーをいただくよりも、とても盛り上がっているので本当にうれしい。歌があるので、ぜひお役に立ちたいです」と意気込んだ。