NHKは12日、柴咲コウ(34)主演の次期NHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」(17年1月8日スタート、日曜午後8時)の新たな出演者を発表し、都内の同局で会見が行われた。ヒロイン井伊直虎のいいなずけ井伊直親の遺児で、井伊家の嫡男直政を俳優菅田将暉(23)が演じ、家康の正室の築山殿を菜々緒(27)が演じる。ともに大河ドラマ初出演。

 菅田は「初時代劇で無知なところがたくさんありますが、優しい先輩に甘えながらキレキレの格好いい直政を演じたい」と抱負を語った。また、「俳優をやる中で、大河は1つの大きな目標でしたのですごくうれしい。井伊直政の甲冑(かっちゅう)がかっこいい。あれを着たい。ばしっときめる時はきめたい」と語った。菜々緒は「今までの人生の中で一番、緊張しています。先輩方と一緒にこの作品に携われることを光栄に思っています。同じ世代の方にも見てもらえるよう自分なりに頑張りたい」とあいさつした。

 柴咲は「初めましての方もいまして、新たな緊張感も生まれています。みなさんにいろいろ教えていただきながら、主役としてお話を交えながら盛り上げていきたい」とあいさつした。

 他に今川義元を春風亭昇太、義元の嫡男氏真を尾上松也、義元の母寿桂尼を浅丘ルリ子、徳川家康を阿部サダヲが演じる。また、会見は欠席したが、市原隼人、井上芳雄、高橋ひかる、花総まり、和田正人、小松和重も出演する。

 同ドラマは戦国時代にいいなずけが亡命し、男の名前で家督を継いだ姫の激動の人生を描く。