俳優の本木雅弘(50)が、「自分が終わらせた」とシブがき隊解散の真相を語った。

 本木は8日放送のTBS系「サワコの朝」で自身のこれまでの活動を振り返った。15歳でデビューし、その後アイドルグループのシブがき隊として熱狂的な人気を集めた本木だったが、自分に自信がなく調子に乗っていると思われるのが怖かったという。

 デパートの屋上でキャンペーンイベントを行った際も、「恐ろしい数の女の子が来たんですが、なんで自分みたいな若造にこんな熱狂するんだろうと一気に引いてしまった自分がいた」と明かす。

 その後シブがき隊は解散し、本木はもともと興味があったという芝居の道に進むが、シブがき隊を解散させたのは本木だったという。本木は「実は解散が決まる前、私が早々に、業界そのものを辞めてパリでもどっかでも行って皿洗いでもなんでもいいからやって、ということをしたいから辞めてもいいかと二人に相談しました。二人とも目が点になってましたけど」と告白。「布川(敏和)さんは『本木がそう言うならそれでいいよ』と言ってくれました。薬丸(裕英)さんはグループを愛していたし続けたいという気持ちがあったんだと思います。でも私が暴走したのでこういう結果になった」と振り返った。

 とはいえ、芸能界に身をおいていた本木。「この辺が弱さというか欲深さなんですが、言ってみれば今までは自分が受けていたのは3分の1の愛情だったわけじゃないですか。“グループ分の1”という。だから、もし自分が一身に愛情を受けたらどれだけ頑張れるのかというのを試してみて、それでダメだったら業界そのものをやめればいい」と考え俳優として活動したことを明かした。