関ジャニ∞丸山隆平(33)が単独で映画初主演することが17日、分かった。14年のヒット映画「小野寺の弟・小野寺の妹」で長編デビューした西田征史監督(41)の新作「泥棒役者」(11月公開)で元泥棒の主人公を演じる。映画主演は、12年と14年に関ジャニ∞のメンバー全員が主演した「エイトレンジャー」があるが、今回は1人の俳優として勝負作となりそう。

 主人公は、元泥棒という経歴を秘密にして、今は溶接工員としてまじめに働いている。恋人と幸せに暮らしていたが、ある騒動に巻き込まれてしまう。ある豪邸で出会った人から、豪邸の主人、絵本作家、編集者と間違われ、泥棒であったことを隠すため、それらを演じるはめになる。

 だまし合いを描く異色のコメディーで、「魔王」「怪物くん」「妖怪人間ベム」「とと姉ちゃん」など話題ドラマの脚本も手掛けてきた西田監督のオリジナル作品。丸山と西田監督は、12年の丸山主演の舞台「BOB」でタッグを組んでいる。西田監督の熱烈なオファーが実って今回の主演映画製作が実現した。

 丸山は「気になるタイトルですよね」と言い、「クセはあるけど、どこか憎めない魅力的な登場人物たちを相手に、時にだましたり、だまされたり、惑わされたり、踊らされたりしながら、全てのエネルギーを込めて、スクリーンの中で暴れさせていければ、とたくらんでおります」と話している。今月26日にクランクインする。

 ◆丸山隆平(まるやま・りゅうへい)1983年(昭58)11月26日、京都府生まれ。96年にジャニーズ事務所入り。関ジャニ∞として04年シングル「浪花いろは節」でCDデビュー。11年「ギルバート・グレイプ」で初舞台。11年「ワイルド7」で映画初出演。12年フジテレビ系「O-PARTS~オーパーツ~」でドラマ単独初主演。同年テレビ朝日系「ボーイズ・オン・ザ・ラン」で連続ドラマ初主演。15年4月からTBS系情報番組「サタデープラス」メインキャスター。175センチ。血液型A。