乃木坂46生駒里奈(21)が9日、東京・天王洲銀河劇場で、主演舞台「モマの火星探検記」の初日公演前ゲネプロ(通し稽古)に出演し、囲み取材を行った。

 原作の小説を発表した宇宙飛行士の毛利衛氏(69)と初対面を果たし、囲み取材に同席した。毛利氏から「こうして、憧れの生駒さんと一緒にいられて」と言われると、「ええ!? びっくりました。どうしましょう」と驚いたが、毛利氏が「こういう冗談も言えるようになりました」と笑うと「びっくりを返してください!」と突っ込んだ。

 生駒は「お稽古をしている中で、宇宙飛行士の方がどれだけすごいのかというのを知りました。今日(毛利氏と)お会いして、宇宙飛行士と会える人生なんだ、私! ってびっくりしました」と目をぱちくりさせた。

 毛利氏は、宇宙飛行士とアイドルの共通点を聞かれると、「多くの人に期待され、支えられているところが似ていると思います」。生駒は「その通りですって言っていいのかと思うくらい、宇宙飛行士はすごい偉大な人なので」と恐縮していた。その上で「毛利さんが言ってたぞ、頑張ろうぜって、メンバーのみんなに伝えたいと思います」と力を込めた。

 毛利氏は、生駒の印象を聞かれ「ああ、これがいわゆるアイドルという人なんだな、ってことが分かりました。黙っていても色彩、光を発している。すごく素直だし、自分の生き方に一生懸命なので、すばらしいなと思いました」とべた褒め。生駒は「えっと、どうしましょうね…。一字一句ちゃんと覚えて帰ろうと思います」と照れ笑いした。

 生駒と主演を務める矢崎広(30)は「身近なところ、自分とつながっているところがたくさんあふれた作品だと思います。この作品は人によって引っかかるところが全部違うと思います。家族や父と子のつながりというのをより楽しんでもらえると思うし、お父さんと子どもに一緒に見にきていただいたいです」。

 東京公演は天王洲銀河劇場で13日まで。大阪公演はサンケイホールブリーゼで19日から2日間上演。