毎年恒例のAKB48じゃんけん大会が行われ、HKT48の荒巻美咲と運上弘菜のユニット「fairy w!nk」が第8代じゃんけん女王に輝いた。

 じゃんけん大会の2日前の22日、福岡・博多座で開催された若手を中心としたコンサートで、たまたま荒巻に話を聞く機会があった。それまでの彼女はおとなしい印象が強く、実際、今年の春に話を聞いた際も遠慮がちだった記憶がある。

 しかし、先週、話をした時の彼女は、遠慮がちな面がすっかり消えていて、むしろ話したがっているような印象すら覚えた。HKT48が世代交代を含め、大きな転機に差し掛かっていることを肌で感じ、「何とかしなきゃいけない」という意気込みとともに、チャンスと捉えている様子だった。

 HKT48のコンサートではセンターでAKB48の楽曲「Choose me!」を披露した。今回のじゃんけん大会、選ばれるのではなく、見事にチャンスを自ら勝ち取ったのは、偶然ではないだろう。運の要素が強いじゃんけんだが、おとなしめの彼女の内なる熱量が運をも引き寄せたように見えた、今回の大会だった。