篠原涼子(44)が、韓国の大ヒット映画を原作にした新作映画「SUNNY(サニー) 強い気持ち・強い愛」に主演することが1日、分かった。11年に韓国で観客動員745万人を記録した「サニー 永遠の仲間たち」の舞台を90年代の東京に移した作品。「モテキ」「バクマン。」などのヒット作、話題作で知られる大根仁監督(48)がメガホンをとる。来年公開。

 篠原演じる平凡な専業主婦は、かつての親友が末期がんと知る。「もう1度だけ、みんなに会いたい」という願いをかなえるために、女子高生時代をともに過ごし、今は悩みを抱えた大人になった仲良しグループ「サニー」のメンバーと、当時の輝きと友情の絆を取り戻そうとする。高校時代のシーンも多く登場する。主人公の高校時代は広瀬すず(19)が演じる。90年代後半と現代を舞台に、トップ女優2人が同一人物を演じる試みも、作品の大きな見どころとなりそうだ。

 篠原を含む「サニー」のメンバーには豪華女優がそろった。がんを患う主人公の親友は「原作の大ファン」という真木よう子(34)が演じる。ほかにセレブ妻を「脚本を読んでタイムスリップしました」という小池栄子(36)、生活苦で風俗勤めする女性を「ワクワクしないわけない」というともさかりえ(37)、不動産営業の女性を「初めての40歳役」という渡辺直美(29)が演じる。撮影は今月上旬からスタート。