演歌歌手市川由紀乃(41)が2日、山口・萩市で歌唱イベントを行った。市観光協会主催イベントに「着物の最も似合う女性」として招かれた。約400年前に造られた国指定史跡「旧萩藩御船倉」の特設ステージに立ち「タイムスリップをしたみたい。不思議な感覚です」と感激した。同史跡でプロの歌手がイベントを行ったのは初めて。「神秘的な感じがします」。

 出荷8万枚の新曲「はぐれ花」を歌う際に「たった1度の人生なので、悔いのないように精いっぱい歌います」。歌い終えると「船倉の響きがすごく心地よかった」。地元の方言を使って「ぶち(すごく)うれしいです!」と喜んだ。

 昨年初出場したNHK紅白歌合戦の連続出場に期待も膨らむ。「今年1年を精いっぱい駆け抜けて、年末のゴールを良い形で迎えたい」。【松本久】