女優柴咲コウ(35)が主演し、15日に放送されたNHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」(日曜午後8時)の第41話の平均視聴率が、関東地区で11・8%だったことが16日、ビデオリサーチの調べで分かった。前週は11・6%だった。

 同作は男が絶えた井伊家を「男」を名乗って守り抜き、後に徳川四天王の1人に数えられ彦根藩の藩祖となった井伊直政、幕末の大老として知られる井伊直弼へと子孫をつないだ女領主・井伊直虎を主人公とした物語。

 15日の回は、小姓になるための条件として草履番の後釜を育てることになった万千代(菅田将暉)と万福(井之脇海)。そこにやってきたのはノブ(六角精児)という謎の中年男だった。一方、井伊直虎(柴咲コウ)は松下家から帰還した六左衛門(田中美央)を近藤康用(橋本じゅん)の家臣とするため尽力していた。そんな中、武田軍の遠江侵攻が始まる。徳川家康(阿部サダヲ)が大量の材木を必要としているという情報を聞きつけた万千代は、初陣を飾るため材木の切り出しを井伊に要請するが、それを聞いた直虎は瀬戸方久(ムロツヨシ)を介し家康に書状を届ける。書状には、井伊谷の木は近藤家のものであるため、万千代の申し出に乗らず、役目を近藤に託してほしいと書かれていた。家康は木材の調達を近藤に任せるとともに、初陣をとせがむ万千代に留守居役を命じる、という内容だった。