カンテレ(大阪市北区)の林弘典アナウンサー(40)が20日、社会保険労務士の試験に合格したことを発表した。労働時間や労働災害、雇用などの労働保険分野や、年金、介護保険、健康保険などの社会保険分野を扱う資格で、同局によると、合格率6・8%の難関。受験は今回、6度目の挑戦だった。

 林アナはこれまで、ニュースを「自分の言葉でわかりやすく伝えたい」として、06年に気象予報士、09年にファイナンシャルプランニング技能士(2級)、15年に防災士の資格を取得。「最近は年金問題に触れることが多くなり、現在の知識だけでは、視聴者の皆さんに十分伝えられない」と、新たな資格取得に取り組んできた。

 当初の3年は独学で、直近3年は専門学校に通って学び、林アナは「通勤時間、電車の中は、私にとって図書館のような存在でした。どんなに忙しくても、往復1時間だけは、絶対に参考書を開いて勉強する」と決め、6年、続けてきた。

 休日は午前5時に起床し、夜まで勉強。1日19時間、励んだ日もあった。1年に1度の試験に備え、6年目にやっと、合格となった。

 その最中、12年10月には、後輩の中島めぐみアナ(30)と結婚。妻の存在も大きな支えとなったようで「(中島アナから)せっかく毎日頑張ってきたんだから、ここまで来たら結果が出るまで頑張ろう! と励まされ、なんとか勉強を続けてこられた」と感謝。合格発表も夫妻で見に行ったそうで「これからは、資格取得の勉強は少しお休みして、妻をサポートするために料理の勉強でもしようかと考えています」とコメントした。