女優葵わかな(19)がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「わろてんか」(午前8時)の13日放送第63話の平均視聴率が21・2%(関東地区)だったことが14日、ビデオリサーチの調べで分かった。これまでの最高は第3話の22・3%。

 同ドラマは明治から昭和初期の大阪を舞台に、笑いをビジネスにしたヒロイン藤岡てんの活躍を描く。吉本興業創業者の吉本せいがモデル。

 葵は、3度目の挑戦となったオーディションで、応募2378人からヒロインに選出。12~14年までアイドルユニット「乙女新党」のメンバーだった。

 第63話は、不仲が続くてん(葵わかな)と藤吉(松坂桃李)を心配してトキ(徳永えり)と風太(浜田岳)が2人を説得し、話し合い機会をもつ。こうしててんと藤吉はようやく仲直り。そして、藤吉に叱責されたキース(大野拓朗)らは、芸を磨いて精進すると一念発起し、稽古を再開する。一方、寺ギン(矢野大樹)は藤吉を出し抜いて団吾(波岡一喜)と専属契約を結ぶために動き出す、という内容だった。