第4回JUNONガールズコンテストの最終選考会が16日、都内で行われ、和歌山県出身の小学6年生、岸畑来瞳さん(くるみ=12)が応募者1万2100人の中からグランプリに輝いた。発表されると涙を流し、「小さい頃から芸能界に入るのが夢でした。発表された時、びっくりして涙が出ちゃいました」と驚きと喜びを語った。

 小4から芸能界を目指し、体重制限やポージングを研究していた。「ポーズとか表情とかが分からなかったので、鏡の前で笑顔の練習をしたり、太ったらダメかなと思ったので、食べ物を控えたりしました」。努力の成果もあって、157センチ、35キロというプロポーションで最終審査に臨んだ。

 審査では緊張のためか、うつむき加減のはにかむ表情だったが、それが審査員のハートを射止めたようだ。審査員を務めたモデル舟山久美子(26)は「頭の先から足先までかわいい」とべた褒め。武田玲奈(20)は「写真で見た時にかわいいなと思って、実際に生で見たら顔が小さいなと思った。まだ12歳という事実を知って、これからどうなっていくのか、期待が持てます」と成長を楽しみにしていた。

 岸畑さんの夢は、モデルもできる女優という。「モデルさんも女優もやるというのが夢。永野芽郁さんが憧れです」と語り、共演したい女優に永野と広瀬すずの名を挙げた。賞金100万円、映画、ドラマ出演、など7つの副賞、特典も手にした。

 グランプリ以外の各賞では、AKB48チーム8倉野尾成美の妹で、熊本県出身の中学3年生、倉野尾愛美さん(15=熊本)がフォトジェニック賞を受賞した。受賞理由について審査員は「今日、最も写真映えしていたとカメラマンから推薦があった」と説明した。

 ほか山口美月さん(17=兵庫)が準グランプリ、GRIFFIN賞、board賞の3賞を受賞。TSUBASA賞に加藤小夏さん(15=愛知)gram賞に西村愛花さん(13=愛知)モデル賞に久保田詠さん(うた、15=石川)、審査員特別賞に守谷菜々江さん(17=埼玉)がそれぞれ選ばれた。

 イベントは高橋みなみ(26)が司会を務めたほか、井上苑子、lol(エルオーエル)がゲストライブを行った。ほか黒羽麻璃央(24)が出席した。